COLLECTION
垂直・水平・斜め。
角度の違いが、構造とリズムを生み出す。
線は揃い、ずれ、また交わる。
正解を決めない配置、完成しきらない構造が、
纏うたびに新しいバランスを探し続ける。
草木の種が芽吹き、花が咲き、朽ちて、また種となる。
生命の循環と時間の経過を私たちの日常と照らし合わせまだ見ぬ未来に想いを馳せる。
『変わらずにずっとそこに在り続ける』
トラディッショナル、ベーシック、スタンダード。
そんなイメージに少しエッジの効いたエッセンスを混ぜ合わせるような。
すごく変わらなくてもいい、でも少しずつ変えるを繰り返したらいつの間にか新しいベーシックがそこにある気がしている。
旅路の過程で、時には気まぐれに立ち寄った街で発見を楽しむような
ハプニングを望むような規則的に過ぎていく時間のなかで不規則に起こる偶然を求めるような
わたしたちの日常も、POLSも行き着く先の途中が記憶に残りつづける。
その足跡を大切にしたいという想いを込めて。
日々、都会で慌ただしく生活していると
「しばらく地面を踏んでいないな、木を触っていないな」
と、ふと思ったりします。
五感を全て使えていない様な、解放されない息苦しさの様な。
海は全ての生命の源であり、本能的に懐かしさを感じます。
太陽や波の動き、潮の香り、そして生き物たちの存在など、
ふわりとした記憶を振り返りながら、心地よい感覚を拾い集めました。
attraction / əˈtrakSHən アトラクション /
魅力 / 魅了 / 引きつける力
荒野に咲く花/地中に眠る宝石/夜空で輝くオーロラ.
変わらぬ日常の中でも鮮やかに装い,気分を高揚させたい気持ちと,
人を魅了する自然の造形を重ね合わせ,テキスタイルで表現しました.
空の色/雲の変化/水面のきらめき/眩しい陽光
時間の経過による景色の移り変わりは
どれも二度と見ることができないものです。
それらの一瞬を、できることなら目に見えない空気までもテキスタイルに落とし込んでみたい好奇心を元にイメージを膨らましました。
2022年はシーズンを通して旅をテーマにしていますが、その時の感情によってイメージする景色が遠くだったり近くだったり…。
記憶の中の旅のワンシーンがまるでパッチワークや、コラージュのように思い出されます。
この先も記憶のピースを積み重ねていける未来を願っています。
突然変わってしまった世界にもうすっかり慣れてしまったけれど
日常を過ごすお馴染みの景色を通じて、どこか遠くへの旅をイメージすることが
以前より上手になって気がしています。
不自由も悪いことばかりではありません。
けれど、そろそろ出かける準備をしたいものです。